コロナ下の香港渡航⑨(日本入国編)
更新日:2021.4.29
私弁護士絹川は、いまだコロナ騒動冷めやらぬ中、2021年3月に成田から香港に渡航しました。
せっかくですので、渡航の体験記を何回かに分けて投稿していこうと思います。
今回は香港滞在を終えた後の日本への入国です。
あまり細かく書きすぎると怒られてしまうかもしれませんので、ある程度大雑把に書いておきます。
目次
日本行の飛行機内で到着後の誓約書を配布される
私は成田空港から入国しましたが、まず空港に着陸する前に飛行機内で誓約書などいくつかの書類を渡されました。これに必要事項を記入して渡さないと入国を許さないということなのでしょう。
真に自由意思に基づいたものといえるか疑問ですが、とりあえず書いて提出します。
書類には色々と書いてありますのでよく読み込んでおくことをおススメします。
成田空港についた後の検査などの手順は香港の時(コロナ下の香港渡航②入境編)とかなり似ています。
空港ターミナル内(イミグレでの入国審査前)で所定のルートをたどり、書類のチェックやアプリのインストール、PCR検査の検体(唾液)の採取が行われます。
今回のフライトでは私含めて同じ飛行機に6-7名くらいしか搭乗しておらず、
同時間帯にほかの航空便の着陸もなかったようなので、
各種手続きではほとんど待ち時間がありませんでした。
成田空港でインストールさせられるアプリとは?
インストールさせられるアプリは、(iphoneの場合)Cocoa、Skype、OEL(Overseas Entrant Locator)などです。
これとEメールアドレスなどを提出します。
毎日午前11時頃に提出したEメールアドレス宛に連絡が来るので健康状態を報告します。
滞在先住所も提出しますが、GPSで滞在先での所在と移動の有無を確認するようです。
OELのアプリでは定期的にGPSを使って所在場所を報告させるようです。
これらアプリのインストール作業と書類の提出、
いくつかのアンケートの提出をしたあと、所定の場所でPCR検査の結果を待ちます。
(気持ち悪かったら14日たったあとアンインストールすればいいです)
待ち時間は今(21年5月現在)なら1時間程度
待機場所は広いロビーの座席で、特に一人一人に机は用意されていませんでした。
座席の間隔を一つずつ開ける程度で互いの距離を保っています。
香港と違い、待機時のサンドイッチと水は出ません(笑)
人数が少ないせいか検査結果もすぐ(待機場所にたどり着いてから2-30分ほど)に出て、
すぐに入国審査と荷物受け取りに移ることができました。
今回は飛行機が着陸してからトータルで1時間ちょっとくらいでした。
陰性証明書やアプリインストール用のスマホを事前に用意できていればほとんどノーストレスでサクサク進みます。
なお、空港から入国後14日間の待機場所までの移動手段についてアンケートで聞かれました。
待機場所までの移動に公共交通機関は使ってはいけないようです。
私の場合自家用車を利用することにしていましたが、
手荷物受取ゲートを出た後空港から実際に自家用車に乗ったかどうかまで空港職員に監視されたり確認されることはありませんでした。
ともあれ私は正直に自家用車に乗って待機場所まで移動しましたが。
成田空港周辺の様子は・・・?
成田空港外のバス停留所や駐車場もあまり人気がなく、
成田空港からの高速道路も対向車がほとんどなくかなり空いていました。
空港からの移動はスムーズでしたが、かなりさみしい気持ちにはなりました。
GW前なのに。。。
以上が日本入国の状況です。
さらっと書いていますが、やはりPCR検査で陽性が出たらどうしよう、入国できずに出発地に送還されたらどうしよう、という不安な気持ちはありました。
香港を出る数日前から日本入国が完了するまで、コロナにかかったら面倒だということで、
マスク・手洗い・うがいをいつもよりしっかりしていました。
入国と関係なく普段からすべきなのでしょうが。
いかがでしたでしょうか?結論をまとめると
コロナ後の海外渡航はかなり制約が多いです。
また、それらの制約が日々変わったり厳しくなっていますから、随時最新情報を収集しなければなりません。
何か落ち度がある(或いはPCR陽性になったりする)と全ての計画が崩れてしまいます。
また、陰性証明書や航空券手配、空港からの移動手段など色々と余計な出費も増えます。
金銭的にも精神的にも余裕をもっておくことをおススメします。
そのためには事前になるべく情報を収集して準備し、持ち物などの万全を期すことが大事です。
コロナ後の海外出張はコロナ以前のそれと比べて数倍、数十倍負担が増えています。
精神的・肉体的にも負担が大きいので、事前事後にしっかり体のケアをすることもおススメします。
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