香港滞在記 (1)香港的喜歓(香港の喜び)
更新日:2022.6.25
今回(22年6月)に21年4月以来14か月ぶりに香港に来たので、現在の香港の状況と滞在時の雑感を思いつくままにこちらで書いていこうと思います。
目次
喜び①消費券発行(Consumption Voucher Scheme)
まず最初の話題は消費券の発行について。今回はPhaseⅡということで、既にPhaseⅠで今年の4月頃に消費券の発行を受けた人は5,000香港ドルが、まだ(今回初めて)の人は1万香港ドルが消費券として発行されるみたいです。
2020年に香港永住権保有者一人当たり1万香港ドルが銀行口座に振り込まれるという給付金がありました。
2020年の1万香港ドルは日本で言うところの持続化給付金でしたが、今回は真水(現金)ではなく、あくまで消費券ということで、オクトパスカードやアリペイなどのペイメントシステムに消費券の金額がチャージされて、支払の際に利用できるというものです。
現金を配っても貯金されたり、海外に送金して持ち出されたりして香港経済の景気刺激策にならないので、今回は消費券の形になったんだと思います。
日本ももう一度持続化給付金か、それに代わる消費券を配ってくれないかな、と思います。
やり方は各種HPをご覧いただければと思います。日本語だったらこちらをご参照ください。
わざわざ窓口に行かずとも、オンラインで登録できるようです。しかし私はせっかく香港にいるので、登録窓口に予約してスタッフに手伝ってもらって消費券の申請登録をしました。
オンラインで自分でできる人は、 登録窓口に わざわざ行かなくてもいいと思います。
ちなみに私は日本に帰った後オクトパスが使えないので、アリペイ(Alipay HK)で受け取ることにしました。オクトパスだと、消費券を受け取るために物理的に受取機にタッチしに行ったりしないといけないみたいです。アリペイは物理的に香港にいなくても受け取れるようです。また、どうやらネット通販とかでも使えるので、日本にいながらネット通販でアリペイにチャージされた消費券を使って何か購入したり使えるみたいです。
皆様もご自分の事情に鑑みて受け取り方法を考えたらいいと思います。
登録窓口には事前に電話予約していきましたが、このガラスキ具合からするとWalk inでも大丈夫そうです。
登録はスタッフの窓口でちょこちょこ手続した後、下記のような書面を渡されて登録が完了しました。
登録後、実際に消費券(金額)を受け取れるのは少し時間がかかるようです。7月までは受け取れないので香港滞在中には受け取れないのですが、登録をしておけばその内に機が熟して金額が入金されるでしょう。
喜び②朝食の鮮蝦雲吞麺
香港に来て、何がしたいかと言えば、「食(食事)・購(買い物)・游(遊び)」です。もちろん仕事も大事ですが。
食に関して言うと、豪華な寿司屋やフレンチもいいのですが、やはり香港といえばB級グルメが欠かせません。朝の食欲がない時などはさっぱりしたものが食べたいでしょう。
そんな時は鮮蝦雲吞麺(えびワンタン麺)です。
出勤前に買ってからオフィスに行き、おもむろに自席で食べるのです。
家で食べずに職場でテイクアウトの朝食を食べるのはフツーなので、あまり周りを気にする必要はありません。
職場についてPCを立ち上げる前に、まだ温かいワンタン麺をすすりつつ、コーヒーでも一杯やるわけです。
「つくづく蝦ワンタン麺は香港のソウルフードよな。。」と思いながら、味わって食べるのが至福のひと時です。
ワンタン麺はその辺の茶餐廳(日本で言う町中食堂)で買うと大体20香港ドルそこそこです。今日日、マクドナルドの朝マックも30香港ドル以上だし、Pacific CoffeeやStarbacksもホットコーヒー1杯35ドル以上など、消費者物価は香港ではどんどん上がっていますが、ワンタン麺の価格は安定しています。
コーヒー一杯よりも安い、というのは物価の感覚が少し歪んでいないでしょうか?
喜び③Mirror(香港の男性アイドル音楽グループ)
私は日本でテレビを全く見ないので、香港も日本も韓国も、どんなアイドルが流行っているかほとんど知りません。
香港に来て何人かの方々と話していたら、香港のMirrorという男性アイドルグループが、香港人女性の間で結構流行っているらしいということを聞きました。
私にはこのアイドルグループがカッコいいのか、歌のどこがいいのか、全く判断する能力を持たないので、アイドル鑑賞の趣味もありませんし、その辺りの意見は持っていません。
しかし、そういった「アイドルグループにはまっている女性群」の人間模様を観察するのは、まあまあ面白いと思っています。香港では、何かMirrorのぬいぐるみみたいなものをもって自分の相棒みたいな形でいつも一緒にいるのを好む女性型が多いみたいです。
ネズミ―ランドにもっていったり、TSTのフェリー前の看板で一緒に写真を撮ったりと「バーチャルな彼氏代わり」といったところでしょうか。
こういったものや行動も一つの流行なんだろうな、という思いつつ、写真を撮っている方々をメタ的に撮影するのも香港における一つの楽しみといえるでしょうか。
なんだか、日本で60年代くらいに流行った、ダッコちゃん人形を思い出してしまったのは私だけでしょうか?
この流行が20年後くらいに、「あの頃の流行は今、、、」みたいな番組で報道されるのが今から楽しみです。
香港の方々は、日本好き、韓国好き、台湾好き、など、各国ごと「その国好きコミュニティ」を形成していますが、香港アイドル好きというのは、実は新しいかも、と思いました。
今度会う、日本好きの香港人女性たちにMirrorの感想を聞いてみようと思います。
こういう社会観察ができるのも香港滞在の楽しみです。
つらつらと、思ったことを書いてしまいました。また、気が向いたら投稿しようと思います。
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