日本人弁護士(日本・香港・NY州)による国際相続・海外企業法務

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日本人弁護士(日本・香港・NY州)による
香港財産相続・海外企業法務
香港(永住権保有)在住・日本人弁護士による国際企業法務・相続・資産管理

香港で、日本人・日本企業が関係する国際企業法務・国際取引契約・国際相続・海外資産管理の実績(全国対応)を多数有する弁護士の絹川恭久です。

日本、NY州及び香港3つの法曹資格を持ち、日本(15年以上)と香港(5年以上)でそれぞれ実務経験を持っております。
国際相続の極意 Inheritance Laws in Japan

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香港滞在記 (2)香港ストリートビュー現在

更新日:2022.7.2

2022年6月12日から香港に来ております。6月19日に隔離が終わってから日本に帰国するまで、久々に外を歩いた香港で思ったことなどをつらつら書いてみます。

2022年7月1日は香港復帰25周年記念日でしたが、そこらの辺の話はどこでもだれでも書いているので、特に私が書かなくてもいいかなと思います。

週末のチムサーチョイがすいている

日本では買えないある気に入ったブランドがあるので、隔離が終わった後の週末早速外をぶらぶらしてみました。

重慶大厦(チョンキンマンション)前に行きましたが、人がスカスカです。土曜日の午前中だから、ということもあると思いますが、ビルの手前で両替屋の周りにいた南アジア系の人たちがだいぶ減っているような印象です。

チョンキンマンション前を歩いていても、「シャチョーさん」と声を掛けられませんでした。最近は日本人(私?)が平均的にお金持っていないことがばれてしまったのでしょうか。

続いて、昔よく通った油麻地(ヤウマーテイ)のおもちゃ街に行ってみました。しっかりとタミヤショップも開店しています。
新橋のタミヤアンテナショップよりもラジコン、プラモ、ミニ四駆ともに商品数が豊富です。在宅需要が増えてより繁盛しているのかもしれません。

東アジアにおけるタミヤファンの聖地と言ってもいいでしょう。

担々麺・ラーメン業界は底堅い

隔離明けで一番最初に食べたいのは、やはりわがソウルフード、麺類です。

お気に入りの料理屋の担々麺はいつもの通りの味です。
細いのですがコシがしっかりした麺と、豚バラ肉をしっかり炒めたコクのあるスープは食べ応えがあります。

最近できた日系のラーメン屋にも行ってみましたが、スタンダードなラーメンがHK$138から、10%のサービス料乗せてHK$152という、邦貨にして2500円超の値段です。
地味に財布が痛いですが、「ここは日本ではないのだ」と値段には特に目くじら立てません。

マカオ行きのフェリーは無期限運休

ハーバーシティの隣のマカオ行きフェリーターミナルがある中港城(China Hong Kong City)のショッピングモールに行ってみましたが、案の定、ターミナルは閉鎖しております。
併設のホテルも閉店なのか休業なのか、入れなくなっています。往時をしのぶ影はみじんもありません。

ここからマカオに旅立ったあの頃がだいぶ昔のように思われます。

ビクトリアハーバーの空だけは高く青く透き通っていました。

深セン・広州の工場が減ったためか、2017年くらいから香港の「青天」率が増えた気がします。当時結構騒いでいた「PM2.5」という言葉は最近あまり聞きません。

同時期くらいからシンガポールの「ヘイズ」というスモッグ状態も有名になっていましたが、今はどうなのでしょうか。

日本の人件費が国際比較で安くなると、外国の製造業が日本に進出してくることになり、今後は中国・香港より日本の方が空気が汚くなるかもしれないな、などと無駄に考えてしまいます。

コンベンションセンターはまあまあの人ごみ

湾仔(ワンチャイ)のコンベンションセンターで家具フェスタがあったので行ってみました。

おそらく海外バイヤーはあまりいないでしょうが、香港人一般客がメインでまあまあの人込みでした。
内需向け・在宅需要の展示会ということで、まあまあの集客が見込めるのでしょう。

大して目を見張るものはなくて面白くはなかったですが、こんな人ごみの中で自宅のリノベについて営業員と商談している一般客の方も結構いました。

APM(ショッピングモール)はなかなかいい

九龍サイドのローカル地区観(クントン)という駅に直結したAPMというショッピングモールに初めて行ってみました。日系のブランドや生活雑貨、飲食その他のブランドがほぼほぼ網羅されています。

香港のショッピングモールといえば、チムサーチョイにあるハーバーシティが有名ですが、どちらかというとハーバーシティは観光客向けでブランド店ばかりの印象です。
コロナで中国人観光客がいないのでハーバーシティに買い物に来る人はいつもの3-4割くらいの印象でした。

その点、APMは生活に必要な雑貨や服、飲食店が中心で地元民をターゲットにしているので、そこまで落ち込みはないような印象です。

何の目的かわかりませんが、滞留している人などもいて「お得なキャンペーンでもやっているのかな?」と、私も適度に消費意欲をそそられます。
少しでもお得になると分かるとすぐに行列を作る香港らしさが戻ってきているようですね。

ハーバーシティに行っても似たようなブランド店ばかりでどれも入りたい気になりません。

欧米ブランドなど、所詮「Made in China」になってしまえばローマ字記号の並びの違いにしか感じません。
ちゃんと自分の国で製造したものだけに高級ブランドのロゴを付けて欲しいものです。

その点、質の良さとブランドがしっかり紐づいているのが日本ブランドの長所です。値段もリーズナブルだし。

マツキヨAPM店も拝見

最近出店した、APMのマツモトキヨシにも訪問してみました。商品のほとんどが日本の製品で、SASAやWatson’sとはいい感じで差別化できているようです。
日本製品に特化するのが重要な差別化戦略ですね。

マツキヨ(matsukiyo)のPB商品なども置いております。並んでいる日本製品ですが、そこまで高すぎもせず商品点数も多いので香港に住んでいる日本人にも使い勝手がよさそうです。

聞くところによると、マツキヨAPM店は海外店舗ナンバーワンの売上(22年6月時点)だそうです。

ちょっぴりお仕事の話

コロナでインバウンド観光客がストップし、日本への爆買いツアーが無くなりました。
コロナ直前には那覇の国際通りにはほぼ50メートルに1店舗、ドラッグストアがありましたが、今ではほとんどが閉店しています。

一般消費者の需要・購買意欲は香港、台湾、中国の国内で滞留しています。
日系の消費者向け小売り・サービス業(BtoC系企業)は「インバウンド需要を取り込みに行くため」積極的に海外(特にアジア)に進出すべきでしょう。

また、香港ではコロナ後一気にネット通販の利用が増えました。今でも倍々で増えています。

消費者の行動パターンも変わり、中華圏で国内消費、オンライン消費が加速しています。

日系のBtoC系企業はアジア進出、越境EC、その他で海外の需要を積極的に取りに行く必要があるのではないかと思います。

最後は仕事っぽくなってしまいましたが、香港の現在がある程度報告できたかなと思います。

香港法、国際相続がらみのご相談

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